相手が何を求めているのか一歩先に気づく力を育てましょう

今のように携帯電話が普及していなかった頃のこと。
出張の多いお客様の会社にお電話しました。

「お留守だろうな」と思いつつも、急いでいるわけではないけれど、必ず連絡を取りたい用件があったのです。

私 「(・・・前略)○○様はいらっしゃいますでしょうか」
先様「少々お待ちください。(保留の後)すみません、出かけておりますが」
私 「さようでございますか。今日はお戻りですか」
先様「少々お待ちください。(保留の後)今日は戻りませんが」
私 「さようでございますか。明日はいらっしゃるのでしょうか」
先様「少々お待ちください。(保留の後)明日もいませんが」

 

笑い話のようですが、このままでは「明後日は」「明々後日は」と、
このまま延々とやりとりが続きそうです。

お客様が電話をくださるのは、名指し人に用件があるからです。

この時に、「お客様はいつ、あるいはどのようにしたら
名指し人と連絡が取れるのかが知りたいのだろうなあ」

とお客様の望むことを想像できたらよかったですよね。

そうすれば、最初に電話を保留にした時に、名指し人が出社する予定や
一番早く連絡が取れる方法を確認して、改めて電話に出るようにすれば、
あとはスムーズにやり取りができます。

このように「相手が何を望んでいるのか」と察するには「想像力」が必要です。

日頃から想像力を働かせて、相手が何を求めているのか一歩先に気づけるように
心がけたいものですね。

(出典:「ちょっと」の心遣いで劇的に差がつく人生を変えるマナー)

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