大人の責任

パソコンのシーン 

 
そんなこと、知っていて当たり前でしょ?常識でしょ?
ということが、当たり前でも、常識でもなくなっています。

以前、弊社の講師が、新入社員研修で、目が点になったお話です。

今では新入社員研修のないように入ることがめっきり少なくなった
「お茶の出し方」の実習をしていたときのこと。

いつもはお盆に何も入っていない湯飲みをのせ、
「お茶の出し方」だけを実習するのですが、
その日は、研修の担当の方からご要望があり、
「お茶の入れ方」から実習することになりました。

そこで、まずは、お茶を入れてみましょう、と、
新入社員のお一人にお茶を入れていただきました。

さあ、どんな入れ方をしたでしょうか???

その新入社員の人は、
湯飲みに日本茶の葉っぱを直接?!入れ、
お茶の葉が入った湯のみに、お湯を注いだそうです。

・・・確かに目が点!ですね。

想像してみてください。

そのお茶、どうやって飲むのでしょうか????
湯飲みに口をつけたら、口の周りがお茶の葉だらけになりそうです(笑)

「え~~~本当にそんな人がいるの????」
と思われるかもしれませんが、本当にいるのですよ!!

急須に入れてから湯飲みに注ぐことを知らないのでしょう・・・ね。

自宅に急須はなかったのかしら?
それとも、急須に入れてから注ぐ場面を見ていない?
あるいは、一度もお手伝いをしなかった???
お茶はペットボトルから出てくるものだと思っている??

う~ん。首をひねりますね。

しかし!

笑い事では済まされません。
企業はココから教えなければならないのが現実です。

これは、私、大人の責任だと思っています。
ちゃんと教えていない、ということです。

便利さを優先すると、こういうことがおきてくるのではないでしょうか。
急須からお茶を入れていたのが、ティーバッグになり、
便利なペットボトルが出てきました。

便利だけれど、急須で丁寧に入れたお茶のおいしさには
かなわないと思うのですが・・・

これって、もしかしたら、
日本の文化まで忘れ去られるということかしら・・・
これは、大変ですよ!

電話も同じ。

今、新入社員研修をすると、固定電話に出たことがない人は少なくありません。
携帯電話があるからです。

携帯電話がない時代は、
自宅にかかってきた電話の取次ぎぐらいはできるようにしつけられたものです。
しかし、今は、その「しつけ」もしていません。

固定電話にどうして出ないの?と聞いたことがありますが、
「自分にはかかってこないから」という答え。

じゃあ、電話が鳴ったらどうするの?と聞くと、
「でんわ~~~という。」のだそうです。

これも、大人の責任、でしょ?

ですから、新入社員研修で取次ぎの電話について、
一から教える必要が出てきます。

私たちが「ふつう、それくらい知っているでしょ?」
と思っていることが「ふつう」ではない時代がきました。

彼らを責める前に、手抜きをした大人が
ちょっとここで立ちとまってみる必要がありますね。

今の若者たちが知らないこと、できないことは、
その若者たちが親になったとき、
その子供たちはできなくて当たり前。

ということは、次の次の世代までを思いながら、
今、私たち大人がするべきことが見えてくるはずです。

もうすぐ、新入社員入社の季節です。
「若者が知らないことの多くは、教えてこなかった大人の責任」

どうぞ、丁寧に教えてあげてください。
次の次の世代への継承だと思って・・・ね!
 

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三厨 万妃江

三厨 万妃江

一般社団法人 社員教育内製化推進協会 代表理事 / 有限会社キャリア・サポート 代表取締役 / 社員力向上&ホスピタリティ コンサルタント --- 岐阜市生まれ。全国の企業・医療・介護福祉施設などで、経営者や社員の教育および組織活性化のためのコンサルテーションを展開。平成26年度には人材育成のプロとなって25年を迎え、その間、関わった受講者は13万人以上。 セミナー・講演スケジュールはこちらから
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