名刺交換のマナー誰にでもできるホスピタリティのコツ

名刺交換マナーについて考えてみましょう。

名刺。
ビジネスには欠かせないツールです。

「名刺だけ集中的に教えていただけませんか?」
というご依頼も少なくありません。

正式に習ったことがない、先輩から教えてもらっただけで

あっているか間違っているのかがわからないという方も多いようですね。
まとめてみることにします。

◆ポイントその1
名刺は、「自分の分身」としてお出しするものですから、
いただくものも、差し上げるものも、大切にします。

「大切にしている」ということを表現するために、

1.名刺を持つ高さは、胸の高さ。
→おじぎするときに、気づかないうちに、下のほうに下げていませんか?
マナー違反です。

2.名刺の文字に指がかからないようにする。

とはいえ、いまは、隅から隅まで、文字が書いてある名刺が多く、
かろうじてすみっこを「つまむ」ような状態になることがあります。
「つまむ」のも、失礼!

私は手のひらを広げて、4本の指のうえに載せて、
親指を添える感じ・・・にしますが・・・
文字だけでは伝わりにくいですね。お許しを。

3.自分から先に名乗りながら出します。
これは、「目下から先に出す」というルールがあるので、
いつも先に出す!という心構えがいるのです。

先に出すためには、もたもたしないように身に着けておきましょう。

◆ポイントその2
研修の中で、「両手で出しても出さなくていいのですか?」
という質問も多いものです。

左手に名刺入れをもち、右手で出す。
左手の名刺入れの上に、名刺をいただき、
いただいた名刺を胸元に引き寄せながら、
名刺入れの上で、両手で大切に扱う

という方法が、一番スマートで、うまくいくと思っています。

したがって、「その瞬間」は、片手ですが、
きちんと両手で扱うように持っていきます。
これで、Okです。

しかし、会社によっては、
名刺入れの上に名刺を載せて、両手でお出しする、
と、決められているところもあるでしょう。

もちろんこの方法もOkです。

その場合は、出遅れないこと。

出遅れて、あとからお出しすることになると、
いただいた名刺を失礼に扱うことにもなりかねません。

あとからお出しするときに、
結果として、いただいた名刺の上に、自分の名刺を重ねてしまう、
というマナー違反をすることがあるからです。

相手の名刺よりも、自分の名刺が高いのでは、失礼です。

言葉で表現しづらいのですが、
この方法をとっていらっしゃる会社は、
必ず先に出す!ということを徹底してくださいね。
そうすれば、失礼することが少なくなるでしょう。

もっとも、
この方法を徹底している会社同士が名刺交換をするとなると、
おたがいに、名刺を差し出したまま、「見合って」しまうことになりますから、
そんな場合は、相手を思い、
「お先に頂戴いたします。」といって、いただきましょう。

そうでないと、いつまでたっても、「見合ったまま」です(笑)

そういえば、こんな方はいらっしゃいませんか?

お出しする瞬間に、名刺をちょっとうえに掲げてから出す。

「ひとつ、よろしく!」ってお気持ちでしょうが、
残念ながら、その瞬間に、ずいぶん、相手の名刺より高いところから
お出しすることになってしまうのです。

せっかくの気持ちが伝わらない、残念な行為ですので、
お気をつけください。

本当は、もっとお伝えしたいことがありますが、
文字では限界もあり、今日はこの辺で。
またの機会にお伝えしましょう。

名刺については、
複数の人数で交換するとき、
上司を紹介するとき、
上司に紹介されるときなど、

いろいろな場面がありますし、一番質問の多いところです。

問題は、
マナー違反を知らず知らずにしていては、はずかしいもの。
半信半疑な名刺交換をしていて、商談に自信を持ってのぞめるのでしょうか?
ということなのです。

その気持ちが、すでに出遅れることになってしまうからです。

名刺交換は、
会社同士の代表としての第一印象にも関わること。
お互いにしっかり、様子を見ているものです。

自信を持って名刺交換できるように、
ご自身や一緒に働く仲間と確認しあってください。

マナーに関しては、やり方がひとつ、ということがないものです。

まずは、それが、何を伝えるものであるかということを理解することが大切。
それがわかっていれば、伝え方がさまざまでも、
きちんと伝わりますが、まずはスタンダードなルールをしっかり覚えることです。

大切なのは、
意味をきちんと理解しているか、ということ。

マナーはあくまでも、ビジネスをやりやすくしたり、
お客様との関係を良いものにしたりするための
便利な「道具」。

相手への思いがあるならば、
思いを最短で伝えられる道具を上手にお使いになることです。

ホスピタリティは、「心からのおもてなし」とか、「相手を思いやる気持ち」です。
基本のないところに、ホスピタリティはありません。

また、思いがあるのに、伝える道具がないのでは、思いは伝わりません。

思いが形に乗って相手に伝わる、
そんなふうに使っていただきたいと思います。

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